2014年4月29日火曜日

cgminer.confの最適値を探す旅 続き


Rigが不安定だったので頓挫していた、cgminer.confの最適値を探す旅を仕切りなおします。

まぁ正直言うとグラボでのマイニングは既にオワコンなので、いまさら感満載です。。

また、夏が訪れることを考えると、低電圧、低クロックの省電力な設定を追い求めるべきかもしれませんし、なんならグラボを売りさばくのが正解のような気もします。

その辺のまじめな話はとりあえず置いておいて、一度やり始めたことを完遂しようと思います。


※これはあくまでも、自分の環境(GIGABYTEのR9 270 GV-R927OC-2GD)における最適値を探すという話です。

  • intensity

その1でintensityの最適値は19と結論付けました。


  • thread-concurrency

thread-concurrencyは、GPUスレッドの同時実行数の設定で、シェーダー数の整数倍が推奨されています。

適当に検索して拾った設定値が15,000で、ぜんぜん整数倍じゃなかったので、その付近の整数倍から試してみます。

ちなみに、R9 270のシェーダー数は1,280なので、その11倍と12倍の間で試します。


上から14,080、14,336、15,000、15,232、15,360です。

11倍の14,080とそこに256足した14,336がハイスコアでした。
12倍の15,360になると少しハッシュレートが落ちるようです。

ここは順当に11倍の14,080を最適値ということにします。


  • gpu-engine

gpu-engineはいわゆるGPUコアのクロックで、簡単にオーバークロック出来ます。

R9 270のgpu-engineはデフォルトが975で、適当に検索して拾った設定値が1,110だったので、そのあたりで探します。
ちなみに、そもそもの975が既にオーバークロックされています。

上から975、1,000、1,050、1,100、1,150です。

上げすぎても逆効果のようですね。

意外にデフォルトのままでも問題ないぐらいでしたが、一応最適値は1,000ということにします。

  • gpu-memclock
gpu-memclockはメモリコアのクロックで、同じくオーバークロック可能です。
R9 270のgpu-memclockはデフォルトが1,400で、拾った設定値が1,500だったので、そのあたりで探します。

上から1,400、1,425、1,450、1,475、1,500です。

言うほど変わらないようなので、最適値は1,425ということにします。


ということで、intensity:19、thread-concurrency:14,080、gpu-engine:1,000、gpu-memclock:1,425を最適ということにします。


そういえばRigを組んだ当初は、なにやら480khash/sぐらい出てた気がするんですが、あれは何だったのでしょう?

その際はthread-concurrency:15,000で、gpu-engine:1,110、gpu-memclock:1,500に設定していた気がするのですが、定かではありません。

当時と異なるのは、グラボが増えたのと、明らかに気温があがったことで、確かにコア温度が10度近く上がっているので、その当たりが影響しているのかもしれません。


ということで、もはやどうでも良い話かつ、中途半端な結論という、どうでも良い記事ですが、色々と設定を試す過程は、ASICでも同じだと思いますので、一応意味があるということにしておきます。

さて、グラボ売ってGridseedでも買うかなぁ。。


Read More...

2014年4月13日日曜日

Bitcoin換算でどのぐらい掘れたか数えてみる


そういえばRigを組んでから3ヶ月弱ぐらい経ちました。

1月の終わりごろにR9 270無印4枚運用で開始して、2月の終わりごろにもう2枚追加、3月に1枚死亡で今に至ります。

不安定な時期が結構長かったので、実質採掘していた期間は2ヶ月弱といったところですが、この辺で一回数えてみます。

たいていの場合は、ある程度掘れたらBitcoinにトレードしてしまっています。

また、Mt.Goxの件もありましたし、何度かPoolが夜逃げして悲しい思いをしたので、結構あちこちに分散して管理してます。


Bitcoin 0.27115785 BTC
LiteCoin 2.66242186 LTC (0.06767879BTC)

Dogecoin 46,103 DOGE (0.04564197BTC)
Monacoin 1,566 MONA (0.206712BTC)
Dopecoin 5,006 DOPE (0.0072587BTC)
Potcoin 5,713 POT (0.08929419BTC)

ripple 2318.2 XRP (0.01924106BTC)

その他 (0.01342915BTC)

計0.72041371BTC


これに買い物で使った2,000MONAを入れると、ほぼ1BTC掘った計算になります。


ちなみに買い物というのは、誘惑に負けてPCI ExpressのUSBライザーカード×5セットをモナオクで2,000MONAほど出して買ってしまいました。

1MONAが4円とか5円で取引されていたころなので、ちょっと損した気分ですが、Rigは非常にすっきりしました。

また、ずっと悩まされていた不安定の要因は、マザボ側のスロットが2箇所死にかけているからのようで、そこを避けて配置したところ安定しました。

取り回しが楽なUSBタイプのライザーカードでいろいろ試した成果です。

二箇所ともx16スロットなので、もしかすると補助電源無しのライザーで配線していたからかなぁと推測しています。

ということで、USBライザーカード購入は無駄ではなかったと思うことにしています。

1枚グラボがDEADしたので、現在は5枚2Mhash/s強で安定運用中。


しかし、Rigを組んだ当時2014年1月頃は月5万円の利益とか言っていたのですが、3ヶ月でずいぶん状況も変わりました。

そもそも1BTCが1,000ドルの頃に立てた計画なので、初期投資をペイするとかそんな話はもう忘れましたが、隣国の崩壊などでまた値上がりしないかなぁと、ひそかに祈っています。


Read More...

ASIC発売の影響とグラボ勢の身の振り方


しばらくマルチプールで掘っていて完全放置だったのですが、放置し始めたころはBitcoin換算で0.01BTC/Dayぐらいだったのが、いつの間にか0.006BTC/Dayぐらいまで稼ぎが落ち込んでいました。

ScryptもいけるASICが発売された影響で、Difficultyがあがりまくっているようです。

ASIC耐性が特徴のScrypt-Nを暗号方式に採用したVertcoinなどの通貨もありますが、結局、締め出されたグラボ勢がなだれ込むことで、Difficulty上昇は避けられないでしょう。

グラボ勢終了のお知らせですかね。


イメージ的にすべての通貨のDifficultyが上がって、掘りづらくなるんだと思ってましたが、どうやらそうでもないようです。

過疎化と過密化が進んで、過疎化(Difficulty低下)した通貨は急速にゴミ化していっています。


さらにはBTCの暴落もあって、1BTCあたり400ドル切ったりする状況なので、2.4ドル/Dayというところです。

電気代はというと、5.2ドル/Dayぐらいだと思われるので、完全に赤字です。


Monacoinに関しては、ASICの影響なのか、2chpoolのTOPが30Mhash/sとかとんでもない数字を叩き出しています。

当然Difficultyは全力で上昇していて、我が家の2Mhash/s程度のRigでは、100MONA/Dayぐらいしか稼げなくなっています。

ただ、MONA価格って6円~10円ぐらいで取引されているので、ぎりぎり電気代はペイできる感じですね。

とりあえず黙ってMONA掘っとけということでしょうか。


Read More...

2014年4月11日金曜日

rippleで独自コインを作成する


今回はrippleで独自コインを作成してみます。

独自コインを作成するというと難しく感じますが、SHA-256や、Scryptなどを使った、BitcoinやLitecoinクローンなコインをビルドする訳ではありません。

ripple上で単純にIOUを発行するだけです。


まず、walletを二つ作ります。

受け取り側のwallteをwallet[A]、発行側のwallteをwallet[B]とします。

wallet[A]から、wallet[B]のアドレスをトラストします。
この時、「BUD」でも「POT」でも何でもいいので、好きなアルファベット3文字と、好きな枚数をトラストします。

続いてwallet[B]からwallet[A]へ作ったばかりのコインを送信します。
今回は「100,000,000YEN」のIOUを発行してみます。

いとも簡単に、wallet[A]の残高に表示されました。

wallet[B]側はというと、以下のようにマイナスで表示されます。

桁が多すぎたようで、右端切れてますが。。

しかし、こうやって見ると、Gecko Coinのようなことって、意外と誰でも簡単にはじめられるっぽいですね。

サーバー側の動きについても、そのうち調べてみようかなぁ。


Read More...