2014年1月31日金曜日

x16 to x16延長ケーブルを使ってx1 to x16延長ケーブルをDIYする


いつまで待っても補助電源付きのx1 to x16延長ケーブルが在庫有にならないので、カッとなってやりました。

コレが正しいことなのか知らないけど、グラボ切ってx1に接続している猛者がネット上にいるってことは、きっと大丈夫なのかなぁ、と。


端からノッチまでの1~11ピンは当然必要。
加えてノッチから7個分の12~18ピンが必要な部分です。

19ピンと20ピンあたりに印をつけます。

余裕を持って不要部分を金属やすりで削ります。

次に、やすりで削った部分から端まで、カッターを使って切り込みを入れていきます。
親のかたきだと思って何度も何度も切り込んでいき、最後に少し裏側にも切り込みを入れてあげると、簡単に折れます。

印をつけていた19ピン、20ピンをやすりで削って完成。

さて、動作のほうですが、x1スロットに接続してちゃんと動きました。(4枚目投入)
x16スロット接続のGPUとあまり差異もなさそうです。


最後に2chで見たステキなケーブルを紹介します。

ここで売ってたみたい。
x1 to USB to x16。

なんかかっこいいなwww

これDIY出来るぐらいになりたいもんですわ。


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2014年1月27日月曜日

cgminer.confの最適値を探す旅 その1 intensity


cgminer.confの最適値を探す旅ということで、今回はintensityです。

intensityはGPUに対して一度に投げる仕事の数の設定で、多すぎるとテンパって失敗が増え、少なすぎるとサボるため、最適な数値を設定する必要があります。

見た目のハッシュレートが高くても、実はちゃんと仕事ができていなかったりするらしいので、難しいところです。


※これはあくまでも、自分の環境(GIGABYTEのR9 270 GV-R927OC-2GD)における最適値を探すという話です。

  • "intensity" : "20"

最大値です。
ハッシュレートはネットで見た数字とほぼ同じ数字で、480khash/s。
GPU温度は68℃。
また、Invalidが2%ほど出ています。

  • "intensity" : "19"
一つ下げてみると、ハッシュレートは若干下がり、470khash/s。
GPU温度も併せて下がり、67℃。
また、Invalidが出ていません。

  • "intensity" : "17"
ここからは数値を下げるにつれて、単純にハッシュレートと温度が下がっていきます。
ハッシュレート450khash/s。
GPU温度66℃。

  • "intensity" : "15"
ここまで下げるとハッシュレートは大幅に下がり360khash/s。
GPU温度も大きく下がり、62℃。


検証にあまり時間をかけていないので正確かは微妙ですが、高いハッシュレートとInvalid無しを理由に、"intensity" : "19"を最適ということに一旦結論付けます。

まぁほぼ「ガンガンいこうぜ」といったところでしょう。


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2014年1月24日金曜日

チマチマ掘ってられるか!Mining Rigを自作する その6 BAMTの設定と採掘


やっとここまでたどり着きました。

いよいよ自作Mining Rig稼動開始です。

  • cgminerの設定
左下のスタートボタン的なところから、

Accessories > File Manager > bamt > cgminer.conf

とたどっていって、設定ファイルを変更します。

JSON形式になっていて、中身は単純です。

まずはじめはターゲットとなるpoolの情報で、アドレスとIDとPWなので、これはローカルのcgminerとかcudaminerの起動batファイルあたりから拾ってくればOK。

こういうやつ。
"pools":[
    {
        "url" : "stratum+tcp://url:port"
        "user" : username.workername
        "pass" : workerpass
    }
]


次は動作に関する設定値です。

たくさんオプションが並んでいるのですが、これを変更すると1GPUあたり100khash/sとか平気で変わりますし、色々と調節しながら最適を見つける必要があります。
GTX660で130khash/sとかしか出ていなかったのに、設定値で100khash/sも変わるとは驚きです。

とりあえずネットで検索して、同じグラボで470khash/s出ていた人の設定をそのままコピーして保存しておきました。

あとは再起動するだけです。

BAMT Control > Restart mining sessions

次回からはPC起動時に自動的に採掘が開始されます。

  • cgminer console
見慣れたいつものcgminerのコンソールを表示する方法です。
採掘中にコンソールから以下コマンドを入力します。

screen -ls
There is a screen on:
  xxxxx.cgminer ~

上記の「xxxxx」のところの数字を使って。

screen -r xxxxx.cgminer

とすると、

こんな感じです。
ちなみにここで掘っているのはPotcoin
なんか最近出来たものの全く盛り上がってない海外の暗号通貨です。

大麻マークに引かれて掘ってますw

  • BAMT WEB UI
WEB管理画面のようなものも用意されていて、IP直打ちすれば母艦からでもAndroidからでも見れます。

GPU温度が見れるのが良いですね。やっぱり火事怖いのでw

ちなみにここで掘っているのは2ch(の一部)で盛り上がっているMonacoin


以下は日本初のPoolと言われている2chpoolなのですが、グラボ6枚という計画の内、半分の3枚で早くもTOP6に入りました。

まぁ海外のガチ勢はとっくに引き上げましたし、2chpoolが最近過疎っているだけと言う説もありますが。。


しかし、色々やってみましたが、まぁ不安定です。
延長ケーブルで吊り上げて以来、2台直にマザボに接続していた頃は起きなかった不具合がいくつも発生します。

一度走り出すと基本ずっと安定しているのですが、再起動時の初期化作業で何か起きているようで、一発では起動しないことも多いです。


画面右上に「Your system had a kernel failure」と出て採掘が始まらない。


再起動のたびに「No GPUs are configured(this is normal for a new installation)」が頻繁に出て採掘が始まらない。
これ新しいグラボを接続したときだけ出るもんじゃないんだろうか??

フリーズして何も受け付けない。

シャットダウンや、リブートするとそのまま操作不能になる。

なんか1/3だけ死ぬ。

かと思ったら突然511℃と表示。
それでも20khash/s掘ってるしwwww

ケーブルには補助電源がついているのですが、x16の延長ならPCI Expressから給電されるからいらない?
しかし、そうだとすると何のためについているのか??

延長ケーブルで繋いで以来ずっと不安定なので、やはり電源まわりかと考え、ケーブルの補助電源を配線してみたりしても、やはり不安定。

もしかしてノーマークだったけど、CPU温度か?と考えて、「lm-sensors」で確認してみたけど30℃もいかないぐらい。

あれ、そもそもBAMTって32bitOS?メモリ8G買ったけど?と考えて、「cat /proc/meminfo」で確認してみたところ案の定MemTotalが3Gぐらい。ただMemFreeも2Gぐらいあったので問題無し。

うーん。。もうちょっと色々と調べないと分からないですね。
x1 to x16のケーブルが入手(もしくはDIY)出来るかという問題だけではなく、そもそも安定稼動出来るのかが当面の課題になりました。

この3枚で安定するまではグラボ追加は見合わせようかと思います。


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ネットに繋がらないだと!?Mining Rigを自作する その5 BAMTのインストール



BAMTは採掘専用のLinuxディストリビューションです。
Ubuntuでも良かったのですが、せっかくなのでBAMTを入れました。

専用だけあってBAMTのほうが効率的らしいです。

ただ、久しぶりのLinux、モニタ無し、ハードディスク無しということで、結構あちこちでハマりました。


  • USBメモリにOSを入れる
Litecoin BAMT 1.3をダウンロードして、Win32 Disk Imagerなどを使ってUSBメモリに焼き、あとはマザボに接続して起動するだけです。

はじめはなぜかGUIが立ち上がらず、ターミナルで作業を強いられましたが、気づくとなぜか直っていました。

原因は謎です。


  • NICを認識させる
「MSI Z87-G45 GAMING」という、名前からして不要な機能がわんさかついていそうなマザボを選んだ結果、まぁ当然と言えば当然ですが大いにハマりました。
特にNICがいわゆるゲーミングNICとか言われるものらしく、まずはNICのドライバを探すという面倒な状態からスタートすることに。

Linuxが悪いのか、BAMTが悪いのか、それとも単に知識が足りないだけなのか、いちいち切り分けが必要だったので、はじめは何が悪いかまったく分からず、かなり時間を要しました。

「ipconfig」ってやってそんなコマンド無いと怒られたりw

ちなみに、

Killer™ E2200インテリジェント・ネットワーキング・プラットフォームは、オンラインゲームや高品質ストリーミングメディアで最大の効果を得られるようにネットワークパフォーマンスを最適化します。アドバンスド ストリーム ディテクト™機能を搭載することでKiller™E2200チップが優先すべきトラフィックを自動的に検出してオンラインゲームにありがちなカクつき感や操作のタイムラグを低減し、あなたのオンラインゲーム環境を改善します。この他には無いトラフィックの自動優先順位付け機能により、例えばゲームの際にリアルタイムチャットを同時使用する場合などは音声トラフィックよりもゲームデータを優先することが可能で、まさに『ゲームに勝つ』為の機能と言うことができます。

ということだそうなので、ゲーマーにとってはすばらしい機能なんでしょうが、久しぶりにLinuxをさわり、しかもマイナーなディストリビューションを入れるような人間にとっては、まさに呪いのようなものでした。

SSHで接続も出来なければ、必要なファイルのダウンロードも出来ないので、家に余っていたモニタをつないでターミナルで作業しながら、USBメモリで母艦からデータを運ぶという非常にアナログな作業に。

モニタ無しなんてはじめの計画は、早々に吹き飛びました。

ちなみにmakeしたりするあたりで、Permission Deniedとかいちいちうるさかったので、全部rootで作業しましたし、全ファイルをローカルにコピーしてから、「chmod -R 777」でかなりビッチな状態にしてから作業しました。
いやぁ、パーミッションって本当に怖いですね。


とりあえずE2200チップとやらには、結構泣かされている人が多いらしく、以下のようなそれらしきページはすぐみつかりました。

http://askubuntu.com/questions/333938/how-do-i-get-a-qualcomm-atheros-killer-e2200-gigabit-ethernet-card-working


とりあえず誰かの役に立つかもしれないので、手順を残しておきます。

まず当然ネットに一切繋がらないので、必要な以下のファイル二つを別のUSBメモリーにダウンロードしておきます。

compat-drivers-3.9-rc2-2-su.tar.bz2.tar.bz2.tar.bz2
alx-patch.txt

GUIが立ち上がった状態であれば、USBを接続すれば自動でマウントしますが、どうやらそのまま作業できないパーミッションが設定されます。

USBメモリに入った状態ではパーミッションを弄れないようなので、適当な場所に上記2ファイルをコピーし、パーミッションを大開放してから作業しました。

ファイルの準備が出来たら、以下のようにターミナルから作業します。

tar -xjvf compat-drivers-3.9-rc2-2-su.tar.bz2.tar.bz2.tar.bz2
cd compat-drivers-3.9-rc2-2-su
patch --dry-run -p1 < ../alx-patch.txt

dry runでエラーが無ければ続けて実行します。
patch -p1 < ../alx-patch.txt
./scripts/driver-select alx
fakeroot make
sudo make install
sudo modprobe alx

これでやっとeth0が認識されて、ネットに繋がるようになりました。

作業のために母艦近く(リビング)に設置したせいで、リビングが非常に物々しい感じになっていますが、ここからはやっと別の部屋に移しても、SSHなどで接続して設定出来ます。


  • リモート操作
SSHだけだと何かと不便な面もあるので、リモートデスクトップでも操作できるように、x11vncをインストールします。
apt-get install x11vnc
起動しっぱなしにするには、
x11vnc -forever
ただコレだとPWも何もかかってないので、念のためパスワードをかけます。
x11vnc -storepasswd
Enter VNC password:
Verify password:
Write password to /home/user/.vnc/passwd? [y]/n
Password written to: /home/user/.vnc/passwd

x11vnc -rfbauth /home/user/.vnc/passwd  -forever

これでBAMT側の設定、起動は完了です。

Windows側からは、TightVNC Viewerをインストールして、IPアドレス宛に接続するだけ。
簡単です。

ここからはTightVNC上でも設定が進められます。


全部やってから気づいたのですが、BAMTにはデフォルトでXVNCが入っていて、既に自動起動しているようで、何もしなくてもWindowsの「リモート デスクトップ接続」でつなげました。

上記x11vncインストールの作業は無駄でしたが、まぁUbuntuで組みなおすこともあるかもしれませんし、Linux備忘録ということで残しておきます。

少しLinuxの洗礼を受けてグロッキーなのですが、次回は採掘を開始します。

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2014年1月22日水曜日

ワンプレートPC??Mining Rigを自作する その4 組み立て


では、Mining Rigを組み立てます。

まだグラボは試しに3枚です。

OSを入れるUSBメモリは、何かにおまけでついてきたSDカードリーダーと、ちょっと前までカメラに入っていたSDカード。

グラボを2枚配線したところ。

なぜ2枚かというと、奥にある赤いシールのところがSATAのスロットで、これが1~2mmほど干渉して3枚目が接続出来ない。

なので、x1 to x16にDIYする予定だった延長ケーブルをそのまま活用し、結束バンド(万能)により吊るす。

吊るす。

吊るす。

これでぶん回すと、冬の室温の中でGPU温度が、左から68度、65度、59度でした。

一番右側は、一番フレッシュな空気で冷やされて、真ん中は右側経由のぬるい空気、左側は周りのパーツの温度もあって一番高いってところですかね。

やはり、エアフロー大事ですね。
一番右もダンボールなどでファンの目の前をさえぎると、ガンガン温度上がりました。


 ちなみに、コルクシートにマザボを直置きするつもりでしたが、さすがに燃える気がしてきて、ドンキで何かセラミック的な耐熱、絶縁のものを探した結果。。




皿です。

ワンプレートPCの出来上がり、ということで。


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2014年1月21日火曜日

Amazonさんお世話になります!Mining Rigを自作する その3 パーツを購入する



基本的に電源とグラボさえちゃんと選べば、後は適当で良さそうだったので、さらっと購入しちゃいました。

後半にいけばいくほどハードコアな感じになります。

  • グラフィックボード

GIGABYTE AMD R9 270 GV-R927OC-2GD ¥ 20,492
×6枚 ¥ 122,952

初期投資とエネルギー効率のバランスを考えて、R9 270を選択。
海外のガチ勢には全く歯がたちませんが、2,700khash/sあれば十分でしょう。(450khash/s × 6 = 2,700khash/s)
いや、もはや2.7Mhash/sと言い直します。

マザボの物理的な問題と、後述するPCI Expressの変換ケーブルの件が不安だったので、最初は3枚だけ購入。(1,350khash/s)


  • PC電源

ENERMAX MAXREVO1500W EMR1500EWT ¥ 35,147

家庭用コンセントのMAXである1,500Wで80PLUSゴールド認証ということなので、申し分ありません。価格以外は。
R9 270であれば容量的にも恐らく問題ありません。(220W × 6 = 1,320W)


  • マザーボード

MSI Z87-G45 GAMING ¥ 14,360

まぁなんでも良いかと思って、PCI Express x16が3スロットついているマザボを選びました。
同じく後述するPCI Expressの変換ケーブルの件が不安だったので、少なくともグラボ3枚は稼動させたいということで3スロットです。

なぜ4スロットじゃないかと言うと、せっかく4スロットあっても、2スロット占有グラボが物理的に4枚刺さらない気がしたので。

しかし、また別途書きますが、何も考えずにGAMINGなんて冠のついたマザボを買ったせいで、後々後悔することになりました。


  • CPU

Intel Pentium G3220 ¥ 5,981

マイニングにはCPUなんてあまり影響無いので、なんでも良いかな、と。
QuarkとかCPUで掘るやつを視野に入れるほどお金も無いですし。


  • メモリ

Transcend JetRam JM1333KLH-8G ¥ 7,980

4Gで十分っぽいですが、大して値段変わらないですし念のため8G。


  • ファン

ENERMAX UCTB14P ¥ 1,680

寒いのでまだいらないっぽいですが、とりあえず買ってみました。
夏へ向けてはもう2~3個+扇風機ですかね。


  • PCI Express x1 to x16 変換ケーブル

PCI Express x1 - x16 バス 延長ケーブル 補助電源コネクタ付 在庫切れ
PCI Express x16 - x16 バス 延長ケーブル 補助電源コネクタ付 ¥ 1,080
×3本 ¥ 3,240

普通のマザボにグラボを6枚も繋ぐには、x1をx16に変換するケーブルが必ず必要です。

x16スロットの数が足りないのはもちろんのこと、グラボ同士の距離をとってエアフローを確保するのにも必要です。

ちなみに、PCI Express x16は物理的に刺さりさえすれば、x1スロットでも動きます。
通信速度が1レーン分になりますが、マイニングで必要なのは計算能力の部分なので、あまり問題無いらしいです。

で、ここで問題なのですが、まず、x1をx16に変換するケーブルのうち、補助電源コネクタがついているものが日本ではまったく売っていない。

この補助電源コネクタの必要性ですが、PCI Express x1の最大供給電力は25Wで、x16だと75Wです。
恐らく最近のグラボは、グラボに直接繋ぐ補助電源+PCI Expressからの給電を想定されているので、補助電源コネクタがついていない延長ケーブルだと安定しないようです。

で唯一みつけたのが、上記「x16 to x16の延長ケーブル補助電源コネクタ付」でした。

買ったばかりのグラボの基盤を切断して、x1カードにしてしまう勇気は無かったので、この延長ケーブルを元に、1xからの変換ケーブルをDIYする予定。


  • HDD 無し
USBブートで節約します。


  • OS BAMT
マイニングに特化したLinuxディストリビューションで、Windowsより効率的だとか。

恐らくDebianがベースになっています。

無料。


  • メタルラック ¥ 3,188
PCケースとかあってもグラボ全部入らないので、元からケース無しで。


  • コルクシート ¥ 498
メタルラックにマザボ直置きは即死だと思い購入。


  • 結束バンド ¥ 598
万能。


ということで長くなりましたが、グラボ除くと¥72,672で、そこにグラボ6枚¥122,952を足すと、合計¥19,5624でした。



グラボ残り3枚はまだ購入していませんが、一応想定していた20万円以内に収まりそうです。


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安定した電力はきっと大切!Mining Rigを自作する その2 電源選び


続いて電源について調べてみます。

まず、電源について調べていると「80 PLUS」という、言葉が良く出てきます。
これは交流から直流への電源変換効率80%以上を満たした製品に対する認証だそうです。

どのくらい差があるかというと、80 PLUS認証の中では最低のスタンダードと最高のプラチナでは、電源変換効率はスタンダードで80%、プラチナで90%ぐらいです。

詳しくは分かりませんが、1割無駄にするということであれば、1,000W超えるような構成だと、月に2千円ぐらい変わるというところでしょうか。

ゴールドとプラチナでは差は2%程度ということなので、もはや誤差といっても良いかもしれません。


次に容量ですが、3,000khash/sを目指すのであれば、少なくとも1,300W~1,500Wぐらいは必要です。
ですが、そもそも大容量といっても1,000~1,200Wぐらいが多く、1,500Wなんてのはめったに見かけません。

2台の800Wぐらいの電源を連動させるなんて方法が安上がりなようですが、SPW-PSW24とかAdd2Psuとか、それ用のアダプタが販売終了していたり、日本で売ってなかったりと、少しハードルが高そうです。

ただ、電源供給が安定していないと、まともに動かない気がしますし、電源が安定していたほうがパーツが長持ちとも言いますし、ここは少し高くても大容量のものを選んだほうが良さそうです。

ということで、1,300W~1,500Wのゴールド、プラチナあたりから選択することにします。

ちなみに大容量の電源購入後に気づいたのですが、800円ぐらいで売っている「ATX電源検証ボード」とやらで、普通に複数電源を繋げそうな気がしてきました。

が、もう後の祭りなので検証はしませんが。。


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チマチマ掘ってられるか!Mining Rigを自作する その1 GPU選び



現在、NVIDIAのGeForce GTX660で、130khash/sほどで掘っているのですが、これだと1BTCを稼ぎ出すのには、2年弱かかります。

さすがにGeForceだとかなり効率が悪いので、さっさとRADEONを買ってきて、効率よく採掘しようかなどと考えていました。
が、そもそもどうせお金をかけるのであれば、専用に1台用意しようと考えなおしました。

ということで、GPUを使ったscrypt暗号通貨採掘用に1台PCを組みます。
ちなみに海外では「Mining Rig」と呼ばれていて、画像検索するとすさまじい部屋の画像が大量にヒットします。


まずはグラボ選びです。

AMD Radeon™ R9シリーズで比較してみます。

ざっとぐぐって比較しただけなので数値は適当です。
特に実際の消費電力はサイトによって色々な数字が出てくるので、まぁ適当です。

AMD R9 270
 ハッシュレート 450 khash/s
 消費電力    220 W
 実売価格    20,000 円

AMD R9 270X
 ハッシュレート 470 khash/s
 消費電力    230 W
 実売価格    25,000 円

AMD R9 280x
 ハッシュレート 725 khash/s
 消費電力    330 W
 実売価格    35,000 円

AMD R9 290
 ハッシュレート 830  khash/s
 消費電力    320 W
 実売価格    50,000 円

AMD R9 290x
 ハッシュレート 970 khash/s
 消費電力    350 W
 実売価格    55,000 円


初期投資1円あたりのハッシュレート

まずはある程度のハッシュレートを確保するのに、効率的な初期投資はどのGPUになるのか、1円あたりのハッシュレートを計算してみましょう。

 AMD R9 270   0.0225 khash/円
 AMD R9 270x  0.0188 khash/円
 AMD R9 280x  0.0207 khash/円
 AMD R9 290   0.0166 khash/円
 AMD R9 290x  0.0176 khash/円

やはりハイスペックGPUは割高なんですね。
スペックの低いGPUのほうが初期投資という側面で見ると、効率的なようです。

手っ取り早くハッシュレートを確保するには、安いGPUを大量に導入すれば良さそうです。


1Wあたりのハッシュレート

次に電気代などを考えると、もっとも効率的なGPUはどれなのか、1Wあたりのハッシュレートを計算してみましょう。

 AMD R9 270  2.04 khash/W
 AMD R9 270x  2.04 khash/W
 AMD R9 280x  2.20 khash/W
 AMD R9 290  2.60 khash/W
 AMD R9 290x  2.77 khash/W

これは当然と言ってもいいでしょうが、ハイスペックGPUほど効率的なようです。

実際どの程度の差か比較してみましょう。
270と290xそれぞれのエネルギー効率で、3,000khash/sで一日採掘した場合の利益が以下です。
※効率がよさそうなマイナーコインを採掘してBitcoin経由で既存通貨に換金する想定。

 270  21.5ドル
 290x 23.5ドル

1日約2ドルの差ということは、月あたり日本円に直すと6千円の差異があります。
初期投資については290xのほうが不利なので、270と290xで同じ3,000khash/sの構成を作るには、購入価格に4万円弱(単純計算)差異が出ます。

その差分をエネルギー効率のおかげで取り戻せるのは、約半年後になります。

めまぐるしく状況が変わる暗号通貨の世界で、半年は少し長い気もします。

半年後なんて、Bitcoinバブルも何も、もうすべて吹き飛んで何も残っていないかもしれません。
また、GPUが溶けたり、PCが燃えたりなんてことも十分考えられます。

やはり3ヶ月ぐらいのスパンで考えて、最適な構成を考えるべきでしょう。


ちなみに、さらに安いGPUだとどうなるかと言うと、中古7千円ぐらいで売っているHD5850だと、消費電力230Wで340khash/sほど出るらしいので、1.478khash/W。

これは3,000khash/sでまわせば、270との比較で1日あたりマイナス2ドルほどなので、270を選択した場合、HD5850を選択した場合との購入価格の差分回収には約1年ほどかかります。

となるとHD5850でいいじゃないかという気がしてきますが、実際には手放すときにいくらで売れるかなども考慮にいれると、半年、1年後に中古で売買可能なレベルにしたほうが良いかもしれません。

また、HD5850で3,000khash/sも出そうとすると、HD5850が9台必要です。
必要な電力は2000Wを超えてきますので、今度は電源をそろえるコストも問題になりますし、確実に部屋の子ブレーカーが落ちます。
てかたぶん家、燃えますね。

ということで、何が良いとは一概には言えませんが、安めのGPUで初期投資を抑えつつ、電源容量と相談しながら決めると良さそうです。

ターゲットとするハッシュレートを2.5~3.0Mhash/sぐらいにすれば、月5万円ぐらいの利益が出そうなので、そのぐらいの構成を20万円以内で組んで、4ヶ月でペイするイメージがちょうど良いのではないでしょうか。


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2014年1月3日金曜日

Bitcoinを入手する!トレードサイトCryptsyの使い方


自前の採掘やら、広告見たら報酬貰える系のサイトやら、色々とオワコンなことが分かり、Bitcoinはあきらめてマイナー通貨を掘っていました。

ただ、そのマイナー通貨には小さいながらも価値があり、結構手軽にBitcoinとトレードすることが可能です。

ということで、今回はマイナー通貨経由でBitcoinに挑んでみます。


この手の仮想通貨、暗号通貨のトレードサイトとしては最大手?のCryptsyを使って、マイナー通貨とBitcoinを交換してみます。


サイトを開いたら右上の「Register New Account」からアカウントを作成します。

いくつか入力項目があり、そのうち「Username」と「Password」はログインに使います。
特に個人情報の確認などは必要なく、登録確認のメールが来て、そこに記載されたURLにアクセスするだけで、アカウントが有効になります。

続いて入金です。
赤く「Make Deposit」とアピールしている「Balances」を開きます。

取り扱っている様々な通貨が並んでいます。

今回は前にソロ堀りを試したGrandcoin(GDC)でBitcoinを購入してみます。

右側にある緑色の「GDC Actions」をクリックすると、いくつかメニューが表示され「Deposit / Autosell GDC」を開きます。

開いた画面で「Generate New Deposit Address」を押すと、入金用アドレスが生成されます。

ちなみに、このアドレスに直接採掘するな的なことが書いてあります。
(やったらどうなるんだろう?w)

GrandcoinのWalletから上記のアドレス宛に送金すると、送金が確定した段階で「Pending Deposit」に入ります。

しばらく待つと、「Available Balance」のほうに移行して、残高が有効になります。

続いて取引です。
先ほどの「GDC Actions」メニューの「Go to BTC Market」をクリックしてマーケットを開きます。

右側の「Sell GDC for BTC」がGDC売るほうですね。

「Amount GDC」に販売する総額を入力し、「Price Per GDC」に1GDCあたり何BTCで販売するかを入力すると、全部でいくらになるか、手数料がいくらになるか、差し引きいくらになるかが表示されます。

「Submit Sell Order」を押すと以下のようなアラートが出ました。

とっとと約定させようと安すぎる額を設定したため出たようですが、自動的に最適な金額で販売してくれるようです。

これなら、今回のように成りで売る場合、入金時に出てくるAutosellで十分そうですね。

ということで、無事Bitcoinをゲットしました。

最後に自分のWalletに出金してみようと思いましたが、出金手数料で出金額の2割も持っていかれるのはなんだか気分が悪いので、やめておきます。

まぁ0.0005BTCということは40円ぐらいなんでどうってこと無いんですが、200円しかないのに40円はでかいってことで、もうすこし溜まったら出金してみます。

とりあえず、Cryptsyはストレスなく取引出来るなかなか良く出来たサイトでした。




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