2014年1月24日金曜日

ネットに繋がらないだと!?Mining Rigを自作する その5 BAMTのインストール



BAMTは採掘専用のLinuxディストリビューションです。
Ubuntuでも良かったのですが、せっかくなのでBAMTを入れました。

専用だけあってBAMTのほうが効率的らしいです。

ただ、久しぶりのLinux、モニタ無し、ハードディスク無しということで、結構あちこちでハマりました。


  • USBメモリにOSを入れる
Litecoin BAMT 1.3をダウンロードして、Win32 Disk Imagerなどを使ってUSBメモリに焼き、あとはマザボに接続して起動するだけです。

はじめはなぜかGUIが立ち上がらず、ターミナルで作業を強いられましたが、気づくとなぜか直っていました。

原因は謎です。


  • NICを認識させる
「MSI Z87-G45 GAMING」という、名前からして不要な機能がわんさかついていそうなマザボを選んだ結果、まぁ当然と言えば当然ですが大いにハマりました。
特にNICがいわゆるゲーミングNICとか言われるものらしく、まずはNICのドライバを探すという面倒な状態からスタートすることに。

Linuxが悪いのか、BAMTが悪いのか、それとも単に知識が足りないだけなのか、いちいち切り分けが必要だったので、はじめは何が悪いかまったく分からず、かなり時間を要しました。

「ipconfig」ってやってそんなコマンド無いと怒られたりw

ちなみに、

Killer™ E2200インテリジェント・ネットワーキング・プラットフォームは、オンラインゲームや高品質ストリーミングメディアで最大の効果を得られるようにネットワークパフォーマンスを最適化します。アドバンスド ストリーム ディテクト™機能を搭載することでKiller™E2200チップが優先すべきトラフィックを自動的に検出してオンラインゲームにありがちなカクつき感や操作のタイムラグを低減し、あなたのオンラインゲーム環境を改善します。この他には無いトラフィックの自動優先順位付け機能により、例えばゲームの際にリアルタイムチャットを同時使用する場合などは音声トラフィックよりもゲームデータを優先することが可能で、まさに『ゲームに勝つ』為の機能と言うことができます。

ということだそうなので、ゲーマーにとってはすばらしい機能なんでしょうが、久しぶりにLinuxをさわり、しかもマイナーなディストリビューションを入れるような人間にとっては、まさに呪いのようなものでした。

SSHで接続も出来なければ、必要なファイルのダウンロードも出来ないので、家に余っていたモニタをつないでターミナルで作業しながら、USBメモリで母艦からデータを運ぶという非常にアナログな作業に。

モニタ無しなんてはじめの計画は、早々に吹き飛びました。

ちなみにmakeしたりするあたりで、Permission Deniedとかいちいちうるさかったので、全部rootで作業しましたし、全ファイルをローカルにコピーしてから、「chmod -R 777」でかなりビッチな状態にしてから作業しました。
いやぁ、パーミッションって本当に怖いですね。


とりあえずE2200チップとやらには、結構泣かされている人が多いらしく、以下のようなそれらしきページはすぐみつかりました。

http://askubuntu.com/questions/333938/how-do-i-get-a-qualcomm-atheros-killer-e2200-gigabit-ethernet-card-working


とりあえず誰かの役に立つかもしれないので、手順を残しておきます。

まず当然ネットに一切繋がらないので、必要な以下のファイル二つを別のUSBメモリーにダウンロードしておきます。

compat-drivers-3.9-rc2-2-su.tar.bz2.tar.bz2.tar.bz2
alx-patch.txt

GUIが立ち上がった状態であれば、USBを接続すれば自動でマウントしますが、どうやらそのまま作業できないパーミッションが設定されます。

USBメモリに入った状態ではパーミッションを弄れないようなので、適当な場所に上記2ファイルをコピーし、パーミッションを大開放してから作業しました。

ファイルの準備が出来たら、以下のようにターミナルから作業します。

tar -xjvf compat-drivers-3.9-rc2-2-su.tar.bz2.tar.bz2.tar.bz2
cd compat-drivers-3.9-rc2-2-su
patch --dry-run -p1 < ../alx-patch.txt

dry runでエラーが無ければ続けて実行します。
patch -p1 < ../alx-patch.txt
./scripts/driver-select alx
fakeroot make
sudo make install
sudo modprobe alx

これでやっとeth0が認識されて、ネットに繋がるようになりました。

作業のために母艦近く(リビング)に設置したせいで、リビングが非常に物々しい感じになっていますが、ここからはやっと別の部屋に移しても、SSHなどで接続して設定出来ます。


  • リモート操作
SSHだけだと何かと不便な面もあるので、リモートデスクトップでも操作できるように、x11vncをインストールします。
apt-get install x11vnc
起動しっぱなしにするには、
x11vnc -forever
ただコレだとPWも何もかかってないので、念のためパスワードをかけます。
x11vnc -storepasswd
Enter VNC password:
Verify password:
Write password to /home/user/.vnc/passwd? [y]/n
Password written to: /home/user/.vnc/passwd

x11vnc -rfbauth /home/user/.vnc/passwd  -forever

これでBAMT側の設定、起動は完了です。

Windows側からは、TightVNC Viewerをインストールして、IPアドレス宛に接続するだけ。
簡単です。

ここからはTightVNC上でも設定が進められます。


全部やってから気づいたのですが、BAMTにはデフォルトでXVNCが入っていて、既に自動起動しているようで、何もしなくてもWindowsの「リモート デスクトップ接続」でつなげました。

上記x11vncインストールの作業は無駄でしたが、まぁUbuntuで組みなおすこともあるかもしれませんし、Linux備忘録ということで残しておきます。

少しLinuxの洗礼を受けてグロッキーなのですが、次回は採掘を開始します。

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