Bitcoinが盛り上がっていたので、この機会に類似の仮想通貨について調べてみます。
Litecoinぐらいになると、既に市場規模も大きくなってきていて面白くないので、どうせならこれから来るかも?みたいな通貨がいいかなぁということで、ターゲットはAnoncoinとします。
Anoncoinの公式サイトには、がっつりアノニマスのロゴや、ガイ・フォークスの仮面の画像が差し込まれており、まさにアングラという雰囲気です。
とあるサイトによると1ANCあたり7.74ドル(2013/12/11時点)とのことなので、Bitcoinの百分の一以下ですが、wikiによると2013年11月頃の市場規模は140,000ドルぐらいで、着実に拡大していっています。
思想的に面白いところは、Anoncoinは主にTORやI2Pで使われることを目的に作られた仮想通貨だというところです。
TORやI2Pはいわゆるアノニマイザで、TORはSOCKSプロキシ、I2PはHTTPプロキシの機能を持つプロトコルです。
TORは遠隔操作事件でも結構有名になったヤツですね。
ちなみに、SOCKSはレイヤー5のセッション層、HTTPはレイヤー7のアプリケーション層で動くプロトコルなので、違うレイヤーで動く同じような目的のプロトコルというところでしょう。
Anoncoinの仕様としては恐らく420万枚が上限で、上限まで徐々に速度を落としながら採掘されていく設定になっています。
完全匿名のネットワークで利用される、完全匿名の通貨。
Bitcoinなどと技術的にどう異なるのかはよく分かりませんが、なんだか他の類似通貨を駆逐して、アングラの世界を制覇しそうな気がしますね。
0 コメント:
コメントを投稿